メルマガを読むTOPに戻る

「ちょっと一言」 こころの栄養

ナレッジストアを管理する岩崎吉男が発行するメールマガジンのご案内です。

人生いかに生きるべきか。部下400人を抱えた元サラリーマンが、こころの栄養になる言葉やエピソードを体験を交えて配信します。若者が田舎でフットボール部を作り、僅か2年で関西大会出場を果たした青春物語とともにこころの栄養補給をどうぞ。

■発行周期: 週2回
■購読料: 無料
バックナンバー (←最新号のみ表示)

〜サンプル(創刊号より掲載)〜

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  「ちょっと一言」 こころの栄養         2006/1/17 
                           創刊号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
■これが創刊号です。
 私、岩崎吉男が毎回「ちょっと一言」、皆様にこころの栄養をお届け
 します。

■念願の脱サラからはや4年が経ちました。決して贅沢な生活ではあり
 せん。部下もなく、組織にも属さず、世間から取り残されたような気
 持ちになったこともあります。

 でも、会社に属せば、会社の規模以上のことはできません。
 自分でやれば最初は一人でも、無限に大きく伸ばせる可能性があります。
 人は生まれて来るときには誰も一人ぼっち。
 子供のように、いつか大きくなることを夢見る楽しみを選びました。
 
■自己紹介は、またにして今日の「ちょっと一言」をどうぞ。

─────────────────────────────────
【 自分の行動は自利利他に照らしてみれば 】
─────────────────────────────────

■自利利他は仏教用語だそうですが、「自分のためになって人のために
 もなる」という意味でしようか。
 
 私は、サラリーマン時代によく自分の行動が正しいかどうか、検証す
 るときにこれを使っていました。

 自分を捨てて他人のためだけに何かをする。これは理想ですが、私の
 ような凡人には、うそに思えてとうていできません。

 自分のためだけに人を犠牲にする。これは世間が許しません。

■そこで、私がいつも自分の行動が正しいかどうか検証するときに使っ
 ていたのは、「自利利他かどうか」でした。
 
 少なくとも、自分のためだけではないことをこれで確認していました。

 自分のためになって、人のためになる。

 無理がなく、すばらしいことではないでしょうか。

 皆さんもぜひ実行してみてください。

■今回から、毎回、私の学生時代の実話をモデルにした青春物語を連載
 します。
 
 題して【 うしのフットボール 】

 決して、フットボールの技術指導ではありません。

 田舎で若者がフットボール部を作って、僅か2年で関西大会出場を果
 たした物語です。

■この物語の中にも、生き方のヒントがたくさんでてきます。
 ではどうぞ。

─────────────────────────────────
【 うしのフットボール 】 第1回
─────────────────────────────────
緑に包まれた校庭には、心地よいざわめきが広がっていた。兵庫県立三
木高等学校の卒業式当日である。

昭和52年2月28日、体育館で卒業式を終えたばかりの3年生たちは
、校舎の南面にある校庭で、夫々気の合った仲間と共に卒業記念の写真 
を撮っていた。

この校庭は、中央に小さな池2つを配し、その間をアーチ型の橋で結ん
でいる。池のまわりには、ヒラドツツジや松が植え込まれ、純日本庭園
といった趣がある。

都会の高校ではとうてい実現できないような贅沢な庭であった。
「うしちゃんと大将、もうちょっと真中によらんと、はいらへんで」
同級生の女の子が自前のカメラを持って、うしに催促した。アメリカン
フットボール部の3年生12名が池をバックに集合写真を撮ろうとして
いる。

メンバーは、クォーターバックの「みんさん」、「ダッコ」、ランニン
グバックの「ぎそく」と「ぜん」、センターの「しんちゃん」、ガード
の「おおたに」、「たかやま」タックルの「大将」、「よっつぐ」、エ
ンドの「たけなか」と「よいろ」、ラインバッカーの「うし」。

受験を控えていながら、3年生の秋まで試合をして、当時日本一であっ
た関西学院大学高等部と共に兵庫県代表としてアメリカンフットボール
の関西大会に出場した連中である。

彼らは今、何かを成し遂げた満足感とともに早春のさわやかな空気の中
にいた。

1年生の時に片田舎の高校でアメリカンフットボール部を作り、僅か2
年で関西大会出場を果たしたのだから、昔テレビで見た青春ドラマその
ものである。

兵庫県立三木高等学校は、兵庫県神戸市の北側に隣接した人口八万人程
度の三木市という小さな町にある。三木市は、新潟県の三条市と並んで
金物の生産で全国的に有名であるが、市全体はのんびりとした雰囲気を
持った田舎町である。

その田舎町の北側にある山の斜面を削って建設された三木高校は、3万
平方メートルのグランドを持ち、町全体に輪をかけたように、のんびり
とした雰囲気を持つ高校である。
 
この高校にアメリカンフットボール部がある。
フットボールは、田舎では育たないスポーツだといわれている。
三木高校のアメリカンフットボール部の創部から30年が経過した今で
も、大半のフットボール部が都会に集中し、この学校のように田舎町に
フットボール部が存在することは珍しい。

(次回に続く)

このメルマガに興味を持っていただいた方は、下記のフォームより登録できます。ご気軽に登録してください。

『「ちょっと一言」こころの栄養』(ID:0000182512) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム
まぐまぐ
『まぐまぐ!』から発行しています。

トップページにもどる


このサイトは、株式会社ナレッジストアが運営しています。お問合せはinfo@knowledge-store.jp
Copyright(C). Knowledge-store Co.,Ltd. All Rights Reserved.